乙女
 乙女の語源は「大遠見」(おおとおみ)==遠くまでよく見える==らしいが、いくつかの民話がある。
 昔、この付近に貧しい父と娘がいた。孝行娘は酒好きの父の為酒を買っていたが とうとう金もなくなり、途方に暮れていると、お年寄りが泉の水をくむよう教える。 帰宅後父親に呑ませると、それはおいしいお酒だったので、父親は「神様が下さった酒を働かないで呑んではばちがあたる」と改心した。
 また、別の伝説では、毎日の激しい労働にたまりかねた娘が、大遠見に佇み物思いにふけていた。そこに若者が現れ優しい言葉をかけた。それ以来娘は若者に恋心を抱き毎日若者に会いに来た。が、ある日誤って小川に転落し、若い命を失った...

 
リンク・リンク
●小諸市 ●小諸市観光協会